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ビルトイン食洗機の交換はできる?交換のタイミングや費用、選び方も解説

食洗機には、キッチンに直接組み込むビルトインタイプの食洗機があります。近年では、新築時やリフォーム時に設置されるケースが多いですが、不具合が発生したり、製品の寿命を迎えたりした場合、交換できるのでしょうか。

 

結論からいえば、ビルトイン食洗機の交換は可能です。

 

本記事では、ビルトイン食洗機の交換のタイミングや交換費用、食洗機の選び方を解説するので、参考にしてください。

 

ビルトイン食洗機だけの交換はできる?

ビルトイン食洗器だけの交換はできる?

結論からいえば、ビルトイン食洗機だけの交換は可能です。

 

現場の状況や製品、業者によって異なるものの、一般的には数時間程度で食洗機単体の取り外し・取り付けを完了できます。

 

なお、ビルトイン食洗機は大きく次の2種類に分類されます。

 

  • フロントオープン式
  • スライドオープン式

 

フロントオープン式とは、食洗機の扉が倒れるように大きく開くタイプの食洗機です。鍋のような大きな調理器具でも入る大きさと、上下に分けて食器を入れられます。

 

スライドオープン式とは、食洗機自体が引き出しのようになっているタイプの食洗機です。各メーカーがさまざまな機種を提供している、スタンダードタイプの食洗機で、かがまずに食器を入れられるため、身体への負担が少ないのが特徴となっています。

 

これらを踏まえて、交換可能な食洗機の条件を紹介します。具体的な条件は次の通りです。

 

  • フロントオープン式、スライドオープン式のどちらでも交換できる
  • フロントからスライド、スライドからフロントへの交換も可能
  • サイズが合う場合は、メーカーの変更も可能(一部できないケースあり)
  • 幅のサイズは変更できない

 

食洗機のメーカーを変えたい場合、本来設置されている給水や排水の位置を変えなければならないケースがある他、一部機種では変更ができないこともあるため、注意しましょう。

 

ビルトイン食洗機の交換タイミング

ビルトイン食洗器交換のタイミング

ビルトイン食洗機の交換が必要になるタイミングは、10年が目安です。

 

ただし、メンテナンスの頻度や使用頻度によって状況は異なります。15年経過するまで問題なく使用できるケースがあれば、7~8年で交換しなければならないケースもあるため、あくまでも目安として考えるようにしましょう。

 

特に、次のような症状が現れたら、食洗機の交換を検討しましょう。

 

  • 電源が入らない
  • 通常時と比較して運転音が大きくなった
  • 食器の洗い残しや乾燥しきれないケースが発生している
  • エラー表示が多くなり使いにくくなっている
  • 水漏れが発生する
  • ビルトイン食洗機自体が傾いている
  • 食洗機の扉が開かない

 

ビルトイン食洗機の交換費用の目安

 

ビルトイン食洗機の交換には、当然費用が発生します。

 

食洗機の種類や状況によって金額は変動しますが、一般的なビルトイン食洗機の交換費用はラクイエなら工事費込みで16.5万円程度~です。

 

ビルトイン食洗機を交換する場合、食洗機本体の費用と取り付け工事の費用が発生します。業者により交換費用も異なりますので、交換にかかる費用の総額で考えておくといいでしょう。

 

なお、ビルトイン食洗機には2種類あることを解説しましたが、両者を比較した場合、フロントオープン式の食洗機の方が、本体価格が高くなるのが一般的です。そのため、フロントオープン式の食洗機で、性能が高いものを選択した場合は、交換費用総額も高くなりやすいでしょう。

 

また、国内メーカーの食洗機と比較して、ミーレやボッシュといった海外製食洗機の方が交換費用が高くなる他、食洗機を後付けする場合もオプション費用がかさむため、全体の費用は高くなります。また、機種によっては対応していない物もありますので、専門家に聞くことをおすすめします。

 

ビルトイン食洗機の交換費用を抑えるには?

 

ビルトイン食洗機の交換には、まとまった資金が必要になるケースが多いため、交換費用はできるだけ抑えたいと考える方が多いのではないでしょうか。

 

ここでは、ビルトイン食洗機の交換費用を抑えるための方法を解説します。具体的な方法は次の通りです。

 

  • ドアパネル型の食洗機を選ぶ
  • 同じタイプ・サイズの食洗機に交換する
  • 複数の見積もりを比較する

 

それぞれ詳しく解説します。

 

ドアパネル型の食洗機を選ぶ

 

ビルトイン食洗機の交換費用を節約する方法の1つが、ドアパネル型の食洗機を選択することです。

 

ビルトインタイプの食洗機は、ドアの様式によって次のように分類できます。

 

  • ドアパネル型
  • ドア面材型

 

ドアパネル型とは、食洗機にあらかじめドアが付いている食洗機のことです。使用しているキッチンと色味を合わせたい場合は、別途専用のドアパネルを購入する必要があります。

 

一方、ドア面材型とは、オーダーによってドアの面材を制作・取り付けるタイプの食洗機です。ドアパネルに希望する色味がない場合や、キッチンの統一感にこだわりたい場合に選択するケースが多いといえます。

 

ビルトイン食洗機の費用を比較した場合、ドアパネル型の方がドア面材型よりも安い傾向にあるため、交換時に選択すれば費用を節約できます。

 

同じタイプ・サイズの食洗機に交換する

 

ビルトイン食洗機の交換費用を節約したいなら、同じタイプ・サイズの食洗機に交換するのがおすすめです。

 

食洗機を交換する場合、交換前と同タイプを選択すれば、追加の工事費用が発生するケースが少ない他、既存の設備をそのまま再利用できる可能性が高いためです。

 

例えば、スライドしてオープンするタイプの食洗機の交換が必要になった場合、同じタイプへ交換すれば、費用は抑えられます。

 

一方、フロントオープンタイプからスライドタイプに変更するような場合は、追加で工事を行う必要があり、交換に必要なトータルコストは高くなります。

 

また、ビルトイン食洗機の横幅のサイズを変えたい場合も、追加工事が発生するため、費用は高くなると考えておきましょう。

 

なお、海外製の食洗機から国内製の食洗機に変更する場合は追加費用が発生する可能性が高いですが、本体費用を含めたトータルコストが抑えられる可能性があるため、業者に相談してみるといいでしょう。

 

 

複数の見積もりを比較する

 

適正な価格とサービスを提供してくれる業者を選ぶためにも、複数の業者から見積もりを取り寄せましょう。

 

相見積もりを取ることで、適切な工事費用を提示されているのか、確認できるためです。

 

1つの業者ではなく、複数の業者に見積もりを依頼すれば、交換工事にかかる費用の相場や、業者ごとの製品の価格を比較できます。

 

特に、質の悪い業者に見積もりを依頼した場合、他の業者と比較して交換費用がかなり高いケースがあるため、注意しなければなりません。

 

業者の質を見極めるためには、見積もりと並行して口コミの確認も行いましょう。実際の利用者の感想をチェックすれば、交換を依頼すべき業者かどうか判断しやすくなります。また、実際に業者に会ってみるのもお勧めします、最終的には信頼できる業者かどうか?がとても重要な要素になると思います。

 

ビルトイン食洗機の交換を依頼できる業者は?

 

ビルトイン食洗機の交換が必要になった場合、どの業者に依頼すればいいのでしょうか。

 

具体的な依頼先は次の通りです。

 

  • 水回り専門業者
  • ホームセンター・家電量販店
  • リフォーム会社・工務店

 

それぞれ詳しく解説します。

 

水回り専門業者

 

ビルトイン食洗機の交換は、水回りの専門業者に依頼できます。

 

水回りの専門業者に依頼するメリットは、専門知識があるので、安心して工事を依頼できる点です。また、業者に所属する職人が工事を担当するため、中間マージンが発生せず、コストを抑えられる可能性が高いといえます。

 

また、即日対応しているケースもあるため、急を要する場合には有効な手段です。

 

ただし、業者によっては修理のみ対応しているケースがあるため、事前の確認が不可欠です。また、選択できる食洗機の種類が少ない恐れがある点にも注意しましょう。

豊富な種類から好きなものを選ぶことができる業者を選定する必要があります。

 

ホームセンター・家電量販店

 

ビルトイン食洗機の交換は、ホームセンターや家電量販店でも依頼できます。

 

ホームセンターや家電量販店で交換する場合、店頭で実物に触れたり、店員から説明を受けたりできるのがメリットです。

 

また、値引きを受けられたり、ポイントで安く食洗機を購入できたりする可能性があるため、交換費用をできるだけ安くしたい場合におすすめです。

 

ただし、専門的な知識を持つ店員が少ないケースがあるため、細かい相談に対応してもらえない恐れがあります。

 

さらに、工事は外注となるため、時間がかかりやすく、工事費用も高くなり意思疎通ができなくてトラブルになる傾向がある点には注意が必要です。

 

リフォーム会社・工務店

 

ビルトイン型の食洗機の交換は、リフォームを専門に行う会社や地域の工務店にも依頼可能です。

 

リフォーム会社や工務店に依頼するメリットは、専門的な知識を持つ担当者が多いことに加え、現場調査の上で見積もりを提示してくれることです。

 

また、親身に相談に乗ってもらいやすい他、アフターケアやサポートも充実しているケースが多いでしょう。

 

一方、食洗機のみの交換には対応していないケースもある他、他の依頼先と比較して交換費用が高くなりやすいデメリットがあります。事前に対応できるかの確認が必要です。

 

サービスの質は高いため、費用に余裕がある場合はしっかりとした対応が期待できます。

 

ビルトイン食洗機は自分でも交換できる?

ビルトイン食洗器は自分でも交換できる?

ビルトイン食洗機の交換費用を節約するために、自分で交換することを検討している方もいらっしゃるでしょう。

 

結論からいえば、ビルトイン食洗機は自分で交換できます。が、お勧めはしません。

 

理由は、電気系統や給排水関連の工事が必要になる場合がほとんどであり、給水装置工事主任技術者や第一種電気工事士などの専門資格を持つ職人による工事が推奨されています。

 

自分に経験や知識、資格がある場合は別として、実際に交換しようとして失敗すれば、業者に依頼するよりも高い費用が発生するかもしれません。

 

安全面や失敗した際のコスト面から考えて、自分で交換するのはかなり危険と言わざるを得ないでしょう。

 

基本的には、安全のためにも業者に依頼して交換することを優先しましょう。

 

ビルトイン食洗機を選ぶときのポイント

 

ビルトイン食洗機を交換する場合は、基本的に同タイプ・同サイズのものを選択するのがおすすめです。

 

ただし、食洗機選びにはいくつかの確認ポイントがあります。具体的なポイントは次の通りです。

 

  • 扉タイプ
  • 横幅・奥行
  • 容量

 

それぞれ詳しく解説します。

 

扉タイプ

 

食洗機選びの際は、扉のタイプを確認しましょう。

 

前述の通り、食洗機にはスライドオープンタイプとフロントオープンタイプの2種類が存在します。また、スライドオープンタイプに限っては、浅型と深型(ミドル・ディープ)があります。

 

基本的には、同じタイプの食洗機を選択するのがおすすめです。

 

なぜなら、異なるタイプの食洗機を選択した場合、追加工事の時間がかかる他、工事費用が高くなってしまうためです。

 

また、異なるタイプを選択した場合、これまでとは使い勝手が変わってしまう恐れがある点にも注意しましょう。

 

横幅・奥行

 

食洗機を選ぶ場合は、横幅や奥行といったサイズ感も確認しなければなりません。

 

ビルトインタイプの食洗機の場合、横幅は45cmもしくは60cmの2種類となり、国内では45cm幅の食洗機が多く使用されています。

 

また、キッチンの奥行によって、食洗機の奥行サイズは異なります。キッチンのワークトップの奥行サイズは60cmもしくは65cm主流となっており、65cmのワークトップであれば、ほとんどの食洗機を設置可能です。

 

ただし、奥行が60cmのキッチンの場合、設置できる製品が限られてしまうため、業者に問い合わせて確認するのが無難です。

 

基本的には同サイズの食洗機を選択することになるため、既存の食洗機のサイズを測り、確認しておきましょう。

 

容量

 

食洗機を選ぶ場合は、容量も確認してください。

 

ビルトイン食洗機の容量は、40~63L程度です。スライドオープンの浅型・深型によって異なる他、同じタイプでもメーカーによって容量が微妙に異なる場合があります。

 

こちらも、交換のしやすさや使い勝手から、同じ容量の食洗機を選ぶようにしましょう。

 

まとめ

 

ビルトイン食洗機は、食洗機本体を交換できるため、不具合が出たり、製品の寿命を迎えたりした場合は迷わず交換しましょう。

 

ただし、交換する製品によっては、交換費用が高くなるケースもあります。同サイズ・同タイプの食洗機を選ぶ、ドアパネルタイプの食洗機を選ぶ、相見積もりを取るなど、交換費用を節約するために工夫しましょう。

 

なお、福島市や郡山市でビルトイン食洗機の交換を考えている場合はぜひ、ラクイエにご相談ください。

 

電話やインターネットから問い合わせいただければ、最短当日中に交換に対応可能です。また、ショールームにご来店いただければ、希望のリフォームにかかる金額も把握できます。

詳しくは、公式サイトをチェックしてください。

 

福島市・郡山市の水回りリフォームはラクイエへ

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